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 2 アンティークな紅茶アールグレイ

 アールグレイはベルガモットの香りをつけた着香茶です。この香りは中国、武夷山の紅茶である正山小種の龍眼の香りを真似したものです。
 龍眼とは、柑橘系の香りを持つ中国特産の果実です。茶色の皮に包まれた丸い形の果物です。
 茶色の皮に包まれた丸い形の実で、ライチのような白い果肉が入っています。
龍の目に似ているためこの名がつきました。
 正山小種はイギリスへ渡り、人気の紅茶となりました。
 当時の茶商たちは同じ味をつくりたいと考えたが、龍眼をみたことがなかったため、代用品で香りづけするしかありませんでした。
 そのとき使われたのがベルガモットだったのです。
 ベルガモットはミカン科の植物で、さわやかな柑橘系の香りがします。


 ベルガモットの原産はイタリアでギニアやモロッコでも作られおり、イタリアのベルガモで初めて栽培されベルガモットと呼ばれ始めました。
 ライムやグレープフルーツと同じ仲間で、柑橘系の実がなりますが、ベルガモットオレンジは食用には適さず、
 果皮からとったオイルが香料として使われたり、アロマオイルとして用いられているのです。果皮のほうが果肉よりも強く香ります。
 このベルガモットを中国産の茶葉に茶香したものがアールグレイなのです。
 1860年から70年にかけて誕生したこの新しい紅茶は、当時の外相であったグレイ伯爵(アールは伯爵の意)の名をとってアールグレイと命名されました。
 はじめて商品化したのは当時全盛期を迎えていたトワイニングかジャクソンであるといわれているが、どちらであるかは定かではありません。
 武夷山の紅茶にベルガモットの香りづけをするのが本来の味であるため、現在でも中国産の茶葉が使われるのが本式。
 しかし、ブレンドの規定はなく、実際は味わいが邪魔にならないセイロン茶に茶香することも多いです。
 アールグレイの販売会社は、ジャクソン社、トワイニング社、フォートナム&メイソン社製品が有名で有名で、ジャクソン社はイギリス王室をはじめ、デンマーク、オランダ、スウェーデンの王室からも用命を受けており、このアールグレイの発売によって一気に紅茶商としての地位を確立しました。
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