おいしい紅茶の種類
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◇茶器と茶道具
技術と芸術、革新と伝統

◆技術と芸術、革新と伝統

〜それがウェッジウッドスタイル〜

 ところで、エトルリア工場で最初に作られたのが、〔初日の壷〕でした。黒い輝きを持つ炉器ブラックバサルトの壷で赤いエナメル画が描かれています。この素地に改良を加え、数千回にも及ぶ実験を経て焼成に成功したのが、ジャスパーです。

ジョサイアはローマ時代のカメオグラスの傑作〔ポートランドの壷〕を、ジャスパーで再現しようと試み、4年の歳月をかけて、ついに見事な壷を完成させました。現在も、ギリシャ神話や花、キューピットなどのモチーフを装飾したジャスパーはウェッジウッドの代名詞になっています。

 ジョサイアの跡を継いだ息子のジョサイア2世は、ボーンチャイアの改良に努めました。石だけを原料とする磁器に対して、素地に牛骨灰を混ぜて焼くボーンチャイナは、特有の質感をもつだけではなく、耐久性も高いため、ティーポットやカップなどの紅茶器きもっとも適した焼き物とされています。

 ウェッジウッドの研究が、イギリスの紅茶文化を側面から支えてきたといっても過言ではないのです。創業者が目指した技術と芸術、革新、伝統の融合は、今もなおウェッジウッドに息づいているのです。