おいしい紅茶の種類
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◇3人のトーマス偉人伝
トーマス・リプトン

◆紅茶を世界商品に押し上げた〜3人のトーマス偉人伝〜

・【トーマス・リプトン】 日本に最初に輸入された紅茶 リプトン

 トーマス・トワイニングが世を去ってから約110年後、トーマス・リプトンが、スコットランドのグラスコーで産声をあげました。独立心旺盛だったリプトンは、15歳で単身渡米。再びふるさとに戻り、21歳で独立して食料品店「リプトン・マーケット」を開きました。
 商才にたけていたリプトンは、ショーウインドウに絵を描き、ポスターで販売を宣伝するなど、ユニークなアイデアで常に人々の注目を集め、積極的な拡大路線で全国各地に支店網を広げていきました。
 リプトンが紅茶商売に興味をいだいたのは1880年代。このころ自国植民地であるインド産の紅茶が本格的に出回るようになり、広く誰もが紅茶を飲めるようになっていました。研究熱心な彼は、中間業者を省いて輸入業者から直接仕入れ、自社でブレンドして、味、香りの安定した紅茶を、よそより安く販売することに成功します。
 さらに地域の水質に合わせたブレンドや、パケットティー(量目と品質が保証された包装紅茶)を生み出すなど、現代に通じるサービスで支持をえました。
 1890年には、セイロン・ウバ州に広大な茶園を買い取り、茶樹の栽培に乗りだします。茶葉の栽培から生産まで一貫して行う体制を作り上げ、「茶園から直接ティーポットへ」という名コピーとともに販売。販売量はめざましく増え、次第に紅茶商として有名となっていきました。国内での成功を手にしたリプトンは、続いて海外に目を向け、アメリカ、カナダへの売り込みに成功しました。日本に最初に輸入された紅茶もリプトンです。
 1895年、リプトンはヴィクトリア女王から「英国王室御用達」の栄誉を受け、1902年にはナイトの称号(サー という呼称)が与えられました。